赤ちゃんが生まれて夢中になって育てていて、ふとある日気づいたら、「頭の形がいびつ??」「これって大丈夫なの?」と気づくご両親が多いです。小児科の先生に相談しても「問題ないですよ。首がすわればそのうちきれいになってきますよ」といわれることが多いですね。最近は、気になるなら「ヘルメット治療もありますよ」と情報をいただくことも出てきました。私のところにも。「うちの子もヘルメット治療が必要なのかしら」と心配になって相談にいらっしゃる方が増えてきました。
赤ちゃんの頭の骨は、生まれた時には5枚の骨がバラバラに膜でつながっている状態です。同じ方向ばかりを向いて寝ていると、頭の重さでつぶれてきてしまいます。首がすわっていない赤ちゃんは、自分で頭の向きを変えることができません。向き癖があると、右か左ばかり同じ方を向いて寝ていますので斜め後ろがつぶれてきて、同じ方のおでこが出っ張ってきてしまいます(位置性頭蓋変形症)
でも、それを防ぐのは簡単です。赤ちゃんの向きを少しずつ変えながら寝かせてあげればいいんです。「でも、うちの子は右(左)しか向いてくれないんです。向きを変えると泣くんです(寝ないんです)」という方も多いでしょう。ちょっとした工夫で、苦手な方も向くことができるようになります。新生児のうちは、比較的どちらも向くことができるので、生まれてすぐから赤ちゃんの向く向きを変える「体位交換」してあげましょう。そして毎日赤ちゃんの頭を「ま~るくな~れ」となでなでしてあげてくださいね。(これ、とっても大事です!)
赤ちゃんの頭が丸いとどんないいことがあるのか知りたい、うまく体位交換できないなどのご相談は、どうぞ赤ちゃん連れでお越しくださいね。お待ちしています。